はり や きゅう といえば、多くの皆さんが、痛いので怖い!と思われたり、危険ではないかとお感じになられます。
鍼灸治療は、皆さんのお体が、本来誰でも持っている、「治す力」のお手伝いをする、物理療法の一種です。
一般的には、特に深層筋へのアプローチや、ひどく可動域が狭くなってしまった関節を動かす時に、効果的な治療方法ですが、実際には、かなり広範囲の身体症状に効果があります。
鍼灸にはさまざまな施術方法があります。
一般的な、硬くなった筋繊維に刺す方法をはじめとして、表皮に軽く刺すだけの方法や、先のとがっていない鍼で刺し入れない施術もあります。
当院では、その他、刺絡術、カッピングによる施術を行っております。
血液が高血糖などで、凝固能が高くなった状態を、古来「瘀血」と称します。これらは、例えば五十肩のような強い痛みのもととなるため、体表面から取り去ることにより、局所的な鎮痛と、全身性の変化を同時に起こすことができます。
刺絡術は、世界中で治療として行われてきた、伝統的な手法です。
こういった施術方法だけでなく、刺激の強さもまた、さまざまです。
一般的に、痛みが強い治療は、お身体が敏感な患者様には難しいことも多いのですが、むしろ、身体がほんの少しの刺激でも大きく感じてしまうほど過敏な時にこそ、しっかりとした反応をえられる施術をうけることによって、自然治癒力や自律神経による恒常性維持機能が劇的に改善する可能性もあり、一概にどのような施術が正しいともいえません。
肩こりや腰痛だけでなく、原因の分からない様々な症状でお悩みの方は、ぜひ一度、鍼灸治療をお試しください。